おもいっきり高い目標を立てよう

もし、資金が潤沢にあり、僕が総指揮官だとして、工場の生産性を上げて、めちゃくちゃ儲かって、もう君がいないとうちの会社はどうにもならんはと言われるような、夢のような状態を作ってしまった自分が居たとして、その行動を振り返った時の夢物語を語りたい。だって面白そうだし、人生に役立つ掘り起こすべき原石が眠っているはずと思うから。

まずは人が居なくなる。何でもかんでも機械化、自動化が進んでいる。どんなところに無駄が潜んでいるか、人の行動、物の流れ、加工点の挙動を可視化し、現象のメカニズムを捕らえ要因分析を重ねた結果だ。
例えば元の環境は源流からの物の流れに任せていたり、流動の制約条件に拘り、作業頻度も多く煩雑となっていた。制約条件を根本から見直し無駄を無くしたのだ。

今まで実験的に妥協点を製品規格幅として設けるしかなかった規格そのものも根拠あるものになる。加工そのものの必要性が因数分解され、要素一つ一つの意味が明確になる。できばえの管理はなく、要素の管理でできあがりを予想し良品を作り上げるのだ。時系列で変化する要素の劣化や欠落に合わせ、機械が補正してくれる。

機械の故障はない。故障する前に直すのだ。事前に部品の故障や劣化を機械が察知し交換や調整を促すのだ。航空機では当たり前のことがなされている。修理待ちはない。機械が人を管理するように、機械が全てを管理している。

無人化が進み、人が入り込む余地はなくなる。
改ざん要素がなくなるので、生産性の向上と付加価値が同意となるのだ。


夢物語のはずなのに、セーブしている。自分が体験している現実で蓋をして、可能性をしまいこんでいる。

世界の技術の粋を集めればできるはずの夢物語。凡人が予見できることは叶う。実現できている。できないことなどない。超人ができないと思えたことさえもできてしまっているじゃないか。できるんだよ。向上心を持ち、自分の人生を自分で考えて生きよう。