やってみよう

『仕事の失敗』

失敗を恐れて、思考がよく止まる。事案は成功と失敗に二分され、失敗すると後がないと思って、事案が進まない。

また、どうしても上司の考えとずれがないか、評価されるかがとても気になる。自信のなさからくる虚しさ。上司のお墨付きがないと昇進できないから、思い切った行動に出れない。

 

それでも、仕事の姿勢を生産性の視点で変えようとしたけど、今は生産性が下がっている。仕事の失敗が連続している。失敗よしすぎで、モヤモヤする。並行した仕事がそれぞれ進捗が悪く、今はやることがない。そんな風に思えてしまう。

 

失敗から得られたものはなんだろう。何が悪かっただろう。

 

『悪かったこと』

1.日々の振り替えができてない

 あっという間に過ぎる時間について、生産性の視点で評価できていなかった。疲労感で単調に過ぎる時間に無関心だった。

 

2.目的ありきで計画が杜撰

 決めてしまった期限を厳守するため、やりきることが目的となり、計画のあやふやさをよしと思っていた。あやふやな計画も共有できてなく、不安を助長する進め方になっていた。

 

3.並行して進める仕事のバランスが取れない

 それぞれのリソース配分や関連性を可視化して、ブラッシュアップしてなかったので、何をしたのか、いつからするかが管理できていなかった。

 

4.自分で仕事を抱える癖を捨てれてなかった

 生産性を高めようと苦悩したが、まだ自分の管理能力が弱かった。昔の記憶に頼り、変えることを試さず従来の方法で実行したため、膨大な時間を欠いてしまった。その空き時間で何ができるか、何をするべきか、生産性を上げることで何が得られるか、と自問自答できていなかった。生産性を上げる目的が定時帰宅になっていて、成果向上になっていなかった。

 

『学んだこと』

 1.問われるのは約束を守ること

 どんなに先読みして周りを促しても、計画を立て実行しても、最初に決めた目標(KPI、行動目標)を死守することが求められる。自分で約束したことは、どんな理由があっても、例えば守れない理由を上司と共有できていても、約束を破ったことは大きなマイナス評価となる。生産性を追及する過程で目先の効率に目が向き、期首に交わした約束を軽視していた。周りのメンバーの遅れなど理由にならない。上司の同意というのは、結局のところ甘えと評価される。そもそも、上司の評価を気にして高めの目標を期首に立てたのが大きな間違いだった。

 

2.生産性、成果、評価の向上の両立は、速度と決断力

 定時帰宅で勤務時間を制限すると、毎日の行動のやり過ごしや判断間違えが、業務の負荷となって、並行して仕事ができなかった。意味を考えて仕事を先伸ばしても、後の仕事が辛くなるだけだった。

 周りの人を巻き込みながらする仕事の計画を修正する頻度を、相手の反応や感情を気にして少なくする傾向があり、それが裏目に出て、アクセルを踏み込むタイミングを逃していた。

 失敗を恐れて進まないのも、決めて後、行動が遅いのもダメ。速く決断し、速く行動し、これを繰り返す。PDCAを自分で考えて回す。上司に途中の過程は共有に留め、自分の考えや計画に責任を持つ。毎日の自分の行動を振り返って作戦を練る。そんな当たり前のことができてなかった。

 

3.上司は窓口

 長年、上司の役割とは、部下の査定者、相談相手と思っていた。その人物像に上司を重ねてしまうので、自分を卑下していた。自信がないように見せていた。いつまでも先生と生徒の関係だった。そんな関係は間違え。上司は他人。自分は自分。上司は報告相手でも相談相手でもない。上司も自分以上に心配はしない。自分で自分を助けるしかない。上司は外の意見の受付窓口。知るのも、選ぶのも、判断するのも自分。上司の興味は仕事のできばえと期限だけ。定量的に判断できる成果だけ。

 

『まとめ』

振り返ると勤め人として当たり前にするべきことや思考が備わってないから、不安や失敗が起きたことが良く分かった。こうやって心を整理するのは大切。

 自分を助けるのは自分しかいないって改めて考え直すことができて、よかった。