ペットボトルの蓋の置き方

強炭酸水。新発売で85円と格安だったので思わず買う。炭酸水を飲むと痩せると聞いたことがあったし、元棋士の一二三さんが執拗に炭酸水を飲んでいたので、そんなにいいものかと思い飲んでみた。

口と胃がシュワシュワする。なぜか苦い。これはちびちびと飲むものなんだな。初めてウーロン茶を飲んだ時と同じだ。
中学生の僕(僕たち)は自転車で田舎から30キロ先の街まで行き、初めてお小遣いで自販機のウーロン茶を買った(250ミリリットルのロング缶)まずいのは自分のせいだと言い聞かせ飲みきった青かった僕。だから、苦く感じるのか。半分も飲めん。

ふと、ペットボトルの蓋を見る。僕は蓋を上にするのが習慣だ。上とは中身と接触する側を上にすること。蓋をおちょこのように置く。これは、中身と接触する面が汚れるのを防いでいて、中身の液体の汚れを防止していると思っていた。逆におちょこをひっくり返したように置くと、机と蓋の間の空間の埃が蓋にくっつく。密閉空間の埃の方が、大気中に漂う埃より蓋の中身に接触する部分に触れやすいので、蓋はおちょこのように置くが正解だと思う。

さっきまでは、そう思っていたが、違う気がしてきた。蓋の空いたペットボトルはどうだろう。ペットボトルの飲み口は蓋の中身と接触する部分と同じ大きさ。だから、ペットボトルの中に入る埃と蓋をおちょこのように置いた時に埃が付着する確率は同じくらいだろう。ただ、ペットボトルに入った埃は液体中に混入される。防衛策はペットボトルの飲み口をなるべく大気に曝さないことになる。蓋の置き方なんて、致命傷にはならない。そりゃそうだ。

なんてことのない事柄でも、主観で変わる。また、文字におこして整理して、考えに時系列を結びつけると、自分の拘りや別の視点が見えてくる。強炭酸のラベルにはスポーツ後の新提案と記載があった。ランニング後に飲んでみると、違う考えが浮かび上がるんだろう。すごい楽しみ。