島根の魅力を伝えたい

『距離感以上の疲労感』

先日島根から福井に出張で移動した。特急やくも→新幹線のぞみ→特急サンダーバード。12:30に出雲を出発し、福井に18:30につくと言う6時間の長丁場。出雲空港と繋がる空港は、東京、大阪、福岡、名古屋(小牧)、静岡、仙台、隠岐(島根)のようで、それらの沿線に住んでいない方は、電車か車などを利用して、島根に向かわれるはず。ツアーなどで観光バスを利用する方も多いと思うので、各々で疲労感は違うと思うけど、僕は電車移動でもうろうとした。個人の体調によるのかもしれないけれど、目をつむると脳が揺れるようで、ふらついた。
特急やくもの洗礼だ。こうなると電車移動はお勧めできない。

県外から島根に来て欲しいのだけど、余程の魅力が無い限りは、電車で行きたいとは思わないんじゃないんだろうか。僕が特急やくもに乗るのを躊躇するのだから。

『何が悪い』

先の特急やくもの乗り心地や他県から移動時間が、島根に来るリピーターや新規顧客を呼び込む足かせになっているなら、交通網を整備するのが、重要課題。

例えば、福井県は関西圏に近いし、北陸新幹線が停まる予定となっている。なんだかこれだけでも島根県は太刀打ちできない感じが否めないのだけど、すでに交通網が整備されている四国四県が栄えているのだろうか。四国には三つ橋がある。広島、岡山、関西と繋がっており、四国四県はそれぞれで魅力ある県だ。でも、島根の僕は近いから行きたいとはならない。

高速道路が無料の期間があったけど、あの時の利用者のうち、どれだけの人が島根のリピーターとなってくれているだろうか。

島根の魅力を市場を意識したものに変化し続ければ、交通網整備の一辺倒の改善でない、新たな島根を伝え、島根独自で栄えることができると思う。

『どうやって島根に振り向いてもらうか』

島根は金、人がない。島根の街はまだ人がいるかもしれない。でも、貯蓄の風土が浸透していて、旧来型で保守的な社会の島根。僕が東京ビッグサイト(東京の人からすれば何も無いところ)で、都会にたまげて恐ろしくなったように、都市部から島根を想像し、自発的に行ってみたい、住んでみたいと思う人なんて、世界にいるのだろうか。

多種多様な価値観の受け皿になればいいのだけど、例えばニッチな世界のニーズになれないか。
でも、受け止める側の思考が柔軟でなくちゃ。僕も心が偏っている。SNSだってほんの最近で、時代のながれに疎い。
思考も一昔前だ。

だから、世間や市場に合わせた思考にみんながなるのはできないけど、僕だけでも変わろう。
移住したい人や観光したい人に毛嫌いされないようにしたいと思う。